鈴木重嶺の墓参り

●昨日は、鈴木重嶺墓所、新大久保の全龍寺へお参りした。教え子のNさんとKさんも来てくれた。昨年伺えなかったので、『芸文稿』の第3号と第4号を持参し、高崎御住職様の奥様に御挨拶して差し上げた。過日の東日本大震災の折に倒れた墓石は、もう修復されていた。御子孫の松本家で手配した由である。Nさん・Kさんが持参してくれたお花をお供えし、鈴木重嶺の墓、松本誠先生の墓などに、その後の研究経過を報告申し上げた。

●お参りを済ませて帰ろうとしたら、高崎宗倫氏が修行から戻られたとのことで、久し振りにお会いする事が出来た。平成17年に、全龍寺御所蔵の鈴木重嶺関係資料を調査した折には、宗倫氏が長時間にわたって協力して下さった。調査結果は、昭和女子大学の『学苑』第773号に報告してあるが、これは、資料の概略であり、折をみて、詳細な再調査をさせて頂かなければならないと思っている。内心、若い研究者に継承してもらえないかと、切実に思う。

●全龍寺を辞し、久し振りに3人で歓談しながら、美味しい昼食をした。お二人の現在の研究状況を伺ったが、Kさんは、この度の大震災の被害を受けて、大変な状況であると知って、心を痛めた。東北・関東・日本の復興をここでも願った。

鈴木重嶺菩提寺・全龍寺