送別会

●昨日は、久し振りに渋谷へ行った。昭和女子大学に勤務していた頃、大変お世話になったK先生が今年度で退職されるとのことで、8名が集まって長い間の御苦労をねぎらい、大学への貢献に感謝した。幹事役のM先生がとても気の利く方で、色紙を用意して下さった。何かの研究では第一人者であるというI先生をはじめ、皆様が書き込まれた色紙が廻ってきたので、私も、思い出の1つを拙い文字で書いて感謝した。理系の先生であるが、私は、文系だけでなく、理系の方々とも、意外とお付き合いがあったので、このような場にも、お声がかかる。有り難いことである。

●祝宴の話題は、K先生の今後の計画を伺うことと、過日の東日本大震災の事に集中していた。先生は、今後、ボランティアの分野で活躍される予定だと申しておられた。素晴らしい人生設計だと感銘を受けた。3月11日のあの時、各々はどこにおられたか、一人一人のお話を伺って、なるほどと思った。バイクを走らせていた方もあり、ちょうど人見記念講堂の中におられた方もあり、研究室の引越しの準備をしていた方も有り、大学の関係で、駿河台の明治大学におられた方もあった。私は、おそい昼食の時の様子を披露した。

●次の日、つまり今日は、新年度のスタート、出席の皆さん、気分を一新して、三茶の大学へ行かれたものと思う。私は、仮名草子の書誌的研究の原稿に向かった。昨日、『芸文稿』第4号も出来上がったので、これも、極、少数の方々に送りたいと思う。貰った側も喜びのある雑誌とも思えない。

■『芸文稿』第4号

■『芸文稿』第4号発行を祝す、我がソメイヨシノは、1輪・2輪の状況