辞令交付

●今日は、3月31日、今年度の最終日である。どうして4月に年度替りをするのか、桜も咲き、季節も、ポカポカと暖かくなり、重いコートも要らず、そんなことで、日本の季節に合わせたのであろう。今年の年度末も年度始めも東日本大震災のために、異例の方式で、慎ましく行われるようである。

昭和女子大学は、本日、大学を辞する方々に退職の辞令を交付する。私も、24年間、お世話になったので、その都度、人見楠郎理事長から辞令を頂いた。

◎昭和58年4月1日 午前10時 「本法人の教育にご協力ねがうためにあなたを講師として招聘します」という委嘱状を貰い、続いて、短期大学部国文学科所属を命ずるという辞令を貰った。
◎昭和62年4月1日、助教授昇格の辞令。
◎平成6年4月1日、教授昇格の辞令。
◎平成8年4月1日、国語国文学科長の辞令。
◎平成10年4月1日、同上再任の辞令。
◎平成12年4月1日、同上再々任の辞令。
◎平成17年3月31日、定年退職の辞令。
◎平成17年4月1日、非常勤講師の辞令。
◎平成19年3月31日、同上退職の辞令。

●これで、私と昭和女子大学との関係は無くなった。辞令交付で特に感慨深いのは、退職の辞令である。あなたは、もう我が大学の教授でも、非常勤講師でもありませんよ、という意味だろうと思う。しっかりしているナ、とも思ったし、少し寂しいナ、とも思った。しかし、人間に子離れ、親離れ、があるように、年老いたら、現職離れをキッパリと自覚しなければならない。

■初めて頂いた 委嘱状と辞令