国会図書館の蔵書 落下

●今日の朝日新聞によると、国立国会図書館の蔵書で、今回の東日本大震災で書架から落下した本は、約120万冊だという。全蔵書は約900万冊である。図書館は22日から8日間、80人の職員が復旧作業を行うという。1冊1冊拾い上げ、本に傷みは無いか確認して書架に戻すという。大変な作業である。

●今回、落下したのは、1988年〜1995年に受け入れた和書と、68年以降の洋書の書架だという。落下した図書は、復旧作業が終わるまで閲覧は出来ないらしい。

●私の本で該当するのは、
仮名草子集成・10巻、1989年、東京堂出版発行。
仮名草子集成・11巻、1990年、東京堂出版発行。
仮名草子集成・12巻、1991年、東京堂出版発行。
仮名草子集成・13巻、1992年、東京堂出版発行。
鹿島則孝と『桜斎随筆』、平成5年、自費出版
仮名草子集成・14巻、1993年、東京堂出版発行。
仮名草子集成・15巻、1994年、東京堂出版発行。
仮名草子集成・16巻、1995年、東京堂出版発行。

の8点である。思えば、この時期は、朝倉先生の御指導の下に、仮名草子作品の諸本調査と本文校訂に明け暮れていた。今は、貴重な研究の期間であったと、感謝している。⑤の『鹿島則孝と『桜斎随筆』』は、鹿島則孝の貴重で膨大な記録『桜斎随筆』を、何とか世間に認知してもらいたくて自費出版で出した。それが、全18巻として、本の友社から出版されたのは、平成12年(2000)のことである。

●今回の大地震で、国会図書館で落下したのは、900万冊の内、120万冊。私の書斎は、約6000冊の内、20冊が落下した。

朝日新聞 3月19日

■これは、私の貧弱な書架

■今度の地震で落下したのは、20冊ほど。