雪の酒田

●今日の『庄内日報』には、トップに「一瞬の輝き 鳥海山 2011.1.27」という写真が掲載されていた。一面、雪で真っ白になった酒田から鳥海山を望む1枚の写真である。見事な写真である。元和6年(1620)、如儡子・18歳の頃もこんな状景だったに違いない。

●私は、酒田・鶴岡・藤島・羽黒には、何度も何度も調査に行っていたが、殆どが夏休み中であった。これでは、「雪朝庵」の真情はつかめないだろう。平成12年2月23日、ようやく酒田へ行く事が出来た。上空からの庄内空港は白一色。酒田光丘文庫の資料調査の2日目、駅前の東急インで目が覚めると、何と外は雪が降っていた。これで、一歩、親盛に近づけた。

●1昨年(2009)2月17日〜19日、斎藤家、第13代・豪盛氏と私は、藤島・酒田・鶴岡を訪問した。長井市の斎藤家でゴム靴を借りて履き替え、2人で出発。豪盛氏の愛車、白のセルシオ出羽三山を乗り切る。もちろん雪の中である。斎藤氏は、深い積雪の中を果敢に走らせた。御自分の先祖が手勢を率いて、白い馬で雪の中を駆けたように・・。助手席の私は、また、一歩、親盛に近づけた、そんな思いであった。

■酒田から鳥海山を望む。2011年1月27日(庄内日報 より)

■2009年2月 の酒田

■酒田 東急イン から 旧筑後町を望む、左側に日枝神社がある。

■豪盛氏の愛車、セルシオ