アップル 書協・雑協 と協議

●12月14日に報じられた、日本の書籍協会(459社加盟)・雑誌協会(96社加盟)・日本電子書籍出版社協会デジタルコミック協議会の4団体がアップルに対して、その改善を要求する協議を申し込んでいた件に関して、21日にアップルが協議に応じる意向を伝えたという。年明けにも協議の場が設けられるらしい。当然の対応であり、アップルは、誠実に対処しなければ、著作権料・出版権料を不正に取得することになる訳で、とても社会通念上、許されることではない。

●この問題は、単に、アップルストアのみの問題ではなく、今後、電子書籍全般に関係することである。著者・出版社・電子書籍ストアなど、全般的なガイドラインの確立が必要になる。菊池氏と私は、2000年5月13日に「J−TEXTS(日本文学電子図書館)」を立ち上げた。その時、代表的な出版社に対して、ガイドラインの作成に関するアンケートを郵送したが、返信は微々たるものであった。そのような悠長な対応では、日進月歩の電子書籍の流れに乗り遅れるだろう。むしろ、政治もアンカンとしてはいられないだろう。そんな風に私は思う。

朝日新聞 12月22日

■これは、今日、身延のふるさと便で届いた 南天