『近世初期文芸』 第27号 責了
●『近世初期文芸』第27号が責了になった。発行は、12月25日である。
【目 次】
○潁原退蔵著・尾形仂編
『江戸時代語辞典』読後感・寸評 ・・・・・・・・・・・ 前田金五郎
○里村紹巴の伝記新考 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 安藤武彦
○山田右衛門作の心象
――「長崎旧記類」編纂意図の一考察―― ・・・・・・ 位田絵美
○『恨の介』と『竹斎』(その二―承前①) ・・・・・・・ 田中宏
○宮本武蔵『五輪書』再論(その一) ・・・・・・・・・・ 田中宏
○如儡子(斎藤親盛)の伝記に関する諸問題』(1)
――父、斎藤筑後守は「盛広」か「広盛」か―― ・・・ 深沢秋男
○仮名草子関係新刊書・目次紹介 ・・・・・・・・・・・・ 深沢秋男
1『江戸吉原叢刊』第一巻
2『浅井了意全集』仏書編3
3『江戸吉原叢刊』第二巻
4『江戸吉原叢刊』第三巻
5『仮名草子集成』第四十六巻
6『斎藤親盛(如儡子)伝記資料』
●『近世初期文芸』の創刊は、昭和44年(1969)である。初期俳諧研究の島本昌一氏と仮名草子研究の深沢秋男が、お茶の水の喫茶店で相談して雑誌名を決めた。題字は、銀座のナミキデザイン事務所の並木氏が書いて下さった。あれから41年、第27号まできた。思えば、この雑誌を創刊したことで、私は論文発表の場には全く困らなかった。計画通りであった。