深秋(あきふかし)

●SAITO MOLD のブログに、福島・磐梯山桧原湖の紅葉の写真が出ていた。先日の休日のドライブの折、携帯で撮ったものという。日本の自然の営みは実に豊かな感性を私達に伝えてくれる。4ヶ月も5ヶ月も雨が降らず、緑の木々は、黄色く変色して、ジッと雨の恵みを待つギリシアのスニオン岬、連日40度を越すジョクジャカルタのボロブドール遺蹟。真夏でも白樺の林立するモスクワの空港では、空港職員が羽毛の襟付きコートを着て働いていた。日本にも、猛暑も厳寒もあるが、程よく自然が包み込んでくれている。

●斎藤さんの桧原湖の写真で思い出すのは、40年前の旅行の折の、桧原湖五色沼などの美しい景色である。妻と2人で、少し長めの旅をした。行く先々で出会った、福島の人々の温かいもてなしも忘れられない。自分の研究とは、全く関係の無い所と思っていたが、その後、『可笑記』の作者の菩提寺が福島・二本松の松岡寺と判明、切っても切れない場所となった。40年前の旅行を思い起こす携帯写真となった。

■斎藤さんの桧原湖の写真

五色沼・毘沙門沼・・ウィキペディア より

■「深秋」 冨樫省艸 刻 10ミリ×10ミリ