前田さなみ 見透せぬ窓 2010 個展 小品展

■前田さなみ 見透せぬ窓 2010 個展 小品展
 ■個 展■
 11月8日(月)〜14日(日) 10:00〜18:30
   (初日15:00から/最終日17:00まで)
 東京銀座画廊・美術館 8F A・B・C室 (銀座2−7−18)

 ■小品展■
 11月8日(月)〜13日(土) 11:00〜19:00
   (最終日16:00まで)
 光画廊 (銀座7−7−6)

●女流画家・前田さなみ は、前田金五郎先生の奥様である。本年80歳になられる。私は、前田先生のお宅にお伺いする度に、お世話になっていた。学芸大学のお宅の頃は、玄関を入って右が先生の書斎、左が奥様のアトリエだった。もう、ずいぶん前であるが、銀座の画廊で〔前田さなみ展〕を初めて観た時の印象は忘れられない。その強烈な画材と色彩に驚愕して、思わず画廊を飛び出して、画家の名前を確認したほどであった。

●今回、画集『見透せぬ窓 PART Ⅱ』(2010年10月、前田さなみ発行)が出されたが、その強烈な主題は一貫して貫かれている。
「あとがき」には、

「図録の大部分を占める弾痕は若い時の暗い思い出を呼び平和を願う心ばかりの表現でした。明日からは明るい未来を希望し描いていこうと思っています。」

とある。今回の個展は、女流画家・前田さなみ の画業を通覧するような展覧会であり、1人の画家の生涯をも感受できる、そのような展覧会のように思える。

■■前田さなみ 見透せぬ窓 2010 個展 小品展