最終稿の確認

●昨日は、12月に発表する論文の詰めを行うため、国会図書館都立中央図書館へ出向いた。国会図書館で済むかと思ったら、目指す資料が補修中とのことで、2、3の資料確認をして、広尾の都立中央図書館へ廻った。同館は今年1月にリニューアルしたということで、かなり使いやすくなった。国会同様にパソコンで資料請求をする。3階の人文室は歴史部門が拡充され、文学は奥の方へ追いやられた。しかし、ここも、内容は充実し、開架の資料が格段に多くなっている。

●朝、衆議院会館の前を通ったら、左手に新しく出来た議員会館が見えた。思い出すと、30年ほど前、私は、この道を毎日通った。夕方5時頃、半年間ほど通った。夕方5時から8時まで、国会図書館の資料を閲覧・調査するためである。土日は休みであるが、他は毎日通った。私が通る時、「○○先生お車が参りました」の放送がある。国会議員の先生が帰るのであろう。それが、驚くことに、同じ名前の先生の呼び出しに出合う事が多かったのである。国会議員もサラリーマンのように、規則正しく帰宅しているな、と思った。

都立中央図書館は、「都会のセカンドオフィス」と宣伝している。35万冊の開架図書、800席の閲覧席、無線ランやオンラインデータベース、それに有栖川宮記念公園の緑あふれる環境に恵まれた、まさに、都会のセカンドオフィスとして活用できる。私は、所沢に転居する時、この図書館の近くのマンションを購入する事を真剣に妻と相談した。これだけの資料があれば、書籍代は余りかからないだろう。私は、資料の利用は、このように考えている。昨日は、快い疲労を覚えた。

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