富士川・切り絵の森美術館

●昨日は、第37回・東京原村会が上野精養軒日本橋店で開催され、70名の会員が参加し、齋藤会長さんや幹事のみなさん、現代詩人の佐野千穂子氏、甲骨文の書家・望月翠山先生、経済評論家の古屋茂利氏、それに現代短歌界で活躍し短歌雑誌『あかね』を26年間も発行しておられる若宮貞次氏にも、初めてお会いした。

●郷里・身延町からは望月仁司町長もおいで下さり、身延町の現状をお話し下さった。私の興味を惹いたのは、本年3月27日に「富士川・切り絵の森美術館」が身延町下山に開館したというニュースである。何やら、箱根彫刻の森美術館を思い出すが、常設展には、関口コウ・酒井敦美・筑紫ゆうな(あの筑紫哲也氏のお嬢さん)・百鬼丸等の、切り絵界の第一線の作家達をそろえている。企画展も、柳沢京子・倪瑞良・小澤錚一など、魅力的な作家の作品が展示されている。我が故郷も、西嶋の和紙の工芸と共に紙の芸術に開花したのかと、嬉しくなった。

●会のあと、同級生の齋藤寿朗君と、三越新館の宮越屋で美味しいコーヒーを飲み、人形町に廻って、これまた美味しい料理を頂きながら、彼の食通談義を拝聴した。味覚の道の奥深さを再確認した。

■「富士川・切り絵の森美術館

■常設展

■企画展

■第25回 望月翠山個展
2010年10月29日〜11月3日
銀座 松崎画廊

■短歌雑誌『あかね』第26巻 第4号 7月1日発行