出村 実英子 織展 ―透―

●「出村 実英子 織展 ―透―」の案内状が届いた。昨年、初めて、出村氏の作品展にうかがって拝見したが、実に深みのある染色織りの工芸だと感動した。今年の案内状に印刷された作品は、一段と主題が明瞭で、進化のあとを思わせる。細い純白の細い細い絹糸をクサギのガクで染め上げる。自然の光沢。横糸を作品のイメージで染め、そして織る。長い時間と緊張の成果のように思う。

■出村 実英子 織展 ―透―
 2010年9月13日(月)〜9月18日(土)
 10:30〜18:30(最終日〜17:00)
 SEMBIKIYA 千疋屋ギャラリー
 東京都中央区京橋1-1-9(ブリヂストン美術館前)

●出村氏は、昭和女子大学国文科での教え子である。その後、京都で染色工芸を学び、活発な創作活動を続けておられる。昭和女子大の卒業生で、東京駅近辺に勤務している方々には、是非、足を伸ばして観て欲しい。私は、このところ、大多忙ゆえ、伺えるかどうか、予定が立たない。

■出村 実英子 織展 ―透― 案内状 より
 私の複写がまずくて、色彩が原物と異なるので、お含みおき下さい。