待望の第2号 『近世文学研究』

●本日、『近世文学研究』第2号が届いた。昨年7月創刊された、この雑誌、3号雑誌にならなければよいがと、気をもんでいた。我々の『芸文稿』とて同じで、創刊号は勢いよく出すが、3号あたりで情熱が薄れ、休刊になる雑誌が多い。

●第2号の目次
○宗因独吟「世の中の」百韻注釈 ………………………… 深沢 眞二
                           深沢 了子
○善なる悪孤
―『玉藻前曦袂』にみる玉藻の前 ……………………… 越川 力哉
○『歳時故実』書誌的考察と出版事情 …………………… 木村 遊幻
○近世初頭における京学の性格について ………………… 島本 昌一
  復刻・益軒の『止戈編』について
○堀杏庵作徳川義直室春姫追悼歌文をめぐって ………… 岡本 聡
  ―付翻刻[春姫追悼歌文]―
○『吾妻紀行』翻刻 二 ………………………………… 松田佐登美
○日暮聖著『近世考』 …………………………………… 浅沼 璞
○土佐への墓参 …………………………………………… 日暮 聖
○本誌創刊号読後感・寸評 ……………………………… 前田金五郎

●創刊号よりも充実した内容である。第3号以下の活躍が楽しみである。

■■『近世文学研究』第2号