電子出版制作・流通協議会 設立

●7月27日、大日本印刷と、凸版印刷の2社を発起人とする任意団体「電子出版制作・流通協議会」の設立が発表された。幹事会員は大日本印刷凸版印刷電通の3社。一般会員は、朝日新聞社・NTTドコモ・角川コンテンツ・紀伊国屋書店東芝トーハン図書印刷博報堂毎日新聞モリサワ・・・など46社。特別会員は、岩本敏氏ら4名。

●先に発表された、総務省文部科学省経済産業省など三省懇談会などの提言や出版業界の要望にこたえるのが目的だと言う。活動内容は、以下の通り。
1、電子出版制作・流通ビジネスに関連する情報共有
2、制作・規格・仕様・流通に関する協議
3、電子出版ビジネスの発展と普及に関わる活動
4、電子出版制作・流通ビジネスにおける日本モデルの検討及び協議
5、商業・公共教育・図書館等電子出版関連分野に関する情報共有

●私の見たところでは、日本の各分野の企業などが、これからの電子書籍の時代に対応すべく、情報を共有して、日本独自の縦組みルビ付き文化を世界に発信してゆく組織のように思える。電子書籍の時代に対応する、日本の今後は、どのような展開を見せるのであろうか。楽しみである。

■■電子出版制作・流通協議会 設立発表