研究・成果発表 ECOVENT エコベント

●第73回 山形県工業技術センター 研究・成果発表会が7月9日、山形駅近くの同センターで行われた。超精密加工・医療器具・低炭素・光計測・計測制御・金型・鋳造・溶接・食品・醸造・・・。各分野の研究成果が行われたが、発表の内容を概観すると、山形県の活動は活発だと感じた。

●金型部門で、19番目に「金型中のガス排出機構(エコベント)の開発」の発表が行われた。斎藤金型製作所の斎藤輝彦氏・後藤勇吉氏、工業技術センターの中野哲氏、久松徳郎氏が担当。内容は、
「射出成形金型内で発生するアウトガスにより、ショートやヤケといった成形不良が起こりやすい。この度開発したガス排出機構により、低圧で転写性と形状精度の高い樹脂成形が可能となった。」
というもの。

●私のような文系の門外漢には、イマイチ分からないが、プラスチック加工の上で、画期的な開発だという事は理解できる。それに、斎藤金型の工場も見学しているし、発表した斎藤氏も後藤氏もお会いしているので、さらに身近に感じられる。
最上藩、酒田の川北三奉行の斎藤筑後守・広盛も、その子の親盛・如儡子も、この度の、子孫の活躍を喜んでいるだろう。私も嬉しい。

■■第73回 山形県工業技術センター 研究・成果発表会

■■斎藤金型製作所の「エコベント」の展示