電子書籍界は 本当に面白い

●今度は、シャープが電子書籍に参入すると、今日の朝日新聞が報じている。とてもよいことです。概観は、まるでアイパッドそっくり。国産のアイパッドを目ざすとのこと。シャープは、電子書籍の制作支援やデータ配信を組み合わせたサービスを目ざすらしい。日本経済新聞毎日新聞東洋経済新報社などからコンテンツの提供をするという。

●このように、相次いで電子書籍の分野に多くのプロジェクトが参入し、乱立気味であるから、利用者も、出版業界も困惑する。いずれ、縦組みルビ付きの日本の独自の文章を表現する、フォーマット規格を統一して、それを世界的な基準にすることになるだろうが、さまざまな動きの中で、今年から来年にかけて、淘汰され統一され、日本の文化を電子書籍の分野で世界に発信するスタイルが形成されてゆくのであろう。この手の分野では、我が日本は得意である。今後の進展が楽しみである。

■■朝日新聞 2010年7月21日