懐かしい電話

●この数日間、懐かしい人々からの電話が多い。それは、本日の参議院選挙のためである。小学校の同級生から2人、息子がお世話になった保育園の保母さん、大学に入る前などにお世話になった、建築工務店の友人の奥さん、などなど。私は、原則として、政治と宗教には関わらない生き方をしている。無関心ではないが、深くは関与しない事にしている。皆さん、それぞれに、生きているんだなあ、と思う。

●大学へ入る前にお世話になった、佐藤秀工務店の現場監督・七沢さんの奥さんからの電話では、ひと時、懐かしい思い出話をした。多摩美術大学の講堂の新築工事だった。七沢さんは米沢高校の建築の出身。佐藤秀三社長の後輩であった。私は、七沢さんの下でアルバイトをしていた。夏休みなどは、現場事務所に2人で泊まり込み、毎晩、将棋を指した。互角の実力で、もう一番、もう一番、となかなか寝られにかった。2人で、よく映画も観た。

●実は、私の義父は、優れた宮大工で、佐藤秀工務店の筆頭棟梁だった(と聞いている)。そんな関係で、大学卒業後は、佐藤秀工務店に採用してもらえる約束もあった。予定通り、工学部建築科を出ていれば、私は、建築の現場監督になっていたと思う。しかし、何故か、私は、文学部日本文学科へ入学手続きをしてしまった。

■■佐藤秀工務店。現在は「(株)佐藤秀 SATOHIDE CORPORATION」
http://www.satohide.co.jp/profile/pro_top.htm

■創業者 佐藤秀三の世界

■世田谷にある 向井潤吉邸 現在は美術館になっている。
昭和37年(1962)竣工。棟梁は、義父の海老原鉄次。