わざゼミ 2008 報告展

●奈良の出村氏から「わざゼミ 2008 報告展」の案内状が送られてきた。
「わざゼミは、創作活動を行う方を対象に、伝統工芸に受け継がれている技術を学び、体験する機会を提供する事業です。本展は、2008年度の参加者による報告展です。 京都芸術センター」
■時:2010年3月1日[月]〜9日[火]
■所:京都芸術センター (京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町

●出村 実英子
2005年 京都造形芸術大学通信教育部芸術学部美術科染色コース卒業
2005年 朝日現代クラフト展 奨励賞
      奈良の作家による工芸展
2006年 新匠工芸展 入選
2007年 出村実英子織展 ギャラリー猫亀屋(大阪)
2009年 出村実英子織展―寂光― 千疋屋ギャラリー(東京)

●昨年、東京駅近くの千疋屋ギャラリーで、出村さんの作品展を初めて観た。紗のように薄い絹の布に、地味ではあるが繊細な色彩を織り込んだ作品、気の遠くなるような技の集積を訴えていた。その出村さんの、2008年の「わざゼミ」への参加作品の展覧会の案内状である。実は、彼女は、昭和女子大学の私の教え子である。卒論は芭蕉の『奥の細道』だった。今後の、さらなる精進を願う。

■■「わざゼミ 2008 報告展」