「板木閲覧システム」 スタート

奈良大学の永井一彰氏と立命館図書館・アートリサーチセンターで進めていた、「板木閲覧システム」が、2010年2月19日に公開された。奈良大学所蔵の板木5000まいの画像80000コマが閲覧できるようになった。早速、閲覧してみたが、実にみごとなものである。1つの板木を5つのパターンで閲覧できる。光源の位置を変えて撮影している。デジタル画像の著作権は原資料の所蔵者が所有し、ウェブデーターシステムの著作権立命館大学アートリサーチセンターが所有している。個人利用の目的で利用する場合には、所蔵者の利用規定に従わなければならない。

●私は、以前、菊池氏と運営している「J−TEXTS」に和本の全冊画像を公開して、閲覧は自由であるがダウンロードする時には、メールで断って欲しいとコメントを付けた。しかし、メールを寄せた人は一人もいなかった。だが、しかし、毎秒、大量のアクセスとダウンロードで、プロバイダーが悲鳴を上げて、結果的に公開を停止した。今回の、画期的な板木画像公開を不正使用しないように願っている。
★→http://www.dh-jac.net/db9/hangi/


■■「板木閲覧システム」のサイト