衝撃がない アイパッド の衝撃

●2月10日付の『Newsweek日本版』でアップルのアイパッドを取り上げている。

鳴り物入りタブレットPCにiphoneのような革命的な進化はない・・・ように見える」

と見出しを付けている。しかし、私の関心のある電子書籍に限ってみると、アップル社は、アメリカの大手出版社・数社と接触し、出版社側に料金の主導権を渡すことによって、大手出版社の取り込みに成功しているらしい。アマゾンのキンドルがモノクロでページの切り替えに時間がかかるのに対して、アイパッドはカラーディスプレイで、ページめくりもスムーズ、その書籍を電子メールで送信する機能もあるという。

●アップルはアイパッド用の、A4の独自のプロセッサを設計し、アイパッド用の独自のOS・基盤ソフトも開発したという。アプリケーションもコンテンツもアップルからしか買えないらしい。アイポッド本体の販売も、アップルストア以外では取り扱えないという。アップルに完全に支配される仕組みらしい。

●はたして、キンドルアイパッドのタタカイは、今後、どのように展開してゆくのか。

●私にとって、小沢氏の不起訴や朝青龍の引退なんかよりも、ずっと興味のあることである。

■■『Newsweek日本版』2月10日 表紙