50年ぶりの寄席  所沢「富岡寄席」

●今日は、近所の公民館の寄席へ行って、落語を楽しんできた。昨年、喫茶店・豆うさぎで地元の落語研究会の方から、宜しかったらどうぞ、とチラシをもらった。三遊亭小遊三一門の「富岡寄席」である。小遊三の弟子の真打・三遊亭遊喜師匠が指導する、所沢落語研究会の方々が出演するという。何時も散歩の途中にある公民館が会場なので、早昼飯を済ませて出掛けた。12時30分開演。少し早めに着いたが、客は次々に集まって、あの大きな会場に座りきれず、追加の椅子を出していた。

●私にチラシをくれたのは、トップバッターの花川戸小銭さん、出し物は「たらちね」。声は大きいし、歯切れ良く、上手くまとめていました。続いて、かなり家うた奴・並木亭ピーピー・しゃべくり亭東香・迷亭祥兵衛、ここで中入り、シルバー亭道楽・中新井亭三助・天然亭とろ奴・松丘亭遊楽・夕立家ごろごろ と会員の熱演が続いて、特別出演の三遊亭遊喜でお開きとなった。師匠は別格として、どの会員もよく稽古を積んでいて、とても楽しく、安心して聞くことができた。

●私が寄席へ行ったのは、もう50年近く前の事。大学4年の時、虫歯が痛くて、苦し紛れに、渋谷東急寄席に駆け込んだ事がある。以来、落語全集を読んだり、テレビ・ラジオの落語は聞いているが、寄席は、これで、2回目。国立劇場の寄席へも行きたいと思いながら行かなかった。そんな訳で、地元開催の寄席に感謝している。花川戸小銭さん、有難うございました。

■■「富岡寄席」