年賀状 と ふるさと便

●いよいよ、本日より年賀状を書き始めた。私は官製の年賀はがきは使用しない。鳩居堂の和紙の葉書を使い、活版印刷で印刷し、篆刻家・冨樫省艸氏に刻して頂いた、その年の干支の印(20ミリ×20ミリ)を押し、もう1つ、30ミリ×30ミリという、少し大きな印を押す。これは、その印文に籠めた、年頭の密かなメッセージである。このスタイルは、もう15年ほど前から続けている。如儡子・斎藤親盛と同じ、庄内・酒田出身の冨樫氏に出会えたのが幸いした。冨樫氏に刻って頂いた篆刻印は約400本、年頭所感の印も同じ大きさで40本位はある。もし、あと10年生きられたとしても、年賀状に押す印は間に合う。ただし、印文の説明は一切しない事にしている。中国・西玲印社の印泥の朱色の美しさを楽しんで頂ければ、それで十分と思っている。毎年350枚ほど書くが、リタイアした事だし、少し減量し始めている。

●昨日、郷里・身延からふるさと便が届いた。「包丁切り用ほうとう」「手作り豆もち」「ゆず」「久遠茶」「下部味噌」「南天」、おまけ「竹の徳利とぐい飲み」など、ふるさとの香りがいっぱい広がった。私としては、生産者・深沢香代子さんの南天が気に入った。酒好きの妻は、生産者未詳の竹の徳利とぐい飲みが気に入ったらしい。しかし、南天も素晴らしいので、お店に飾りたいと言っている。特定非営利活動法人みのぶ観光センターの皆さん、有難うございます。

■■来年は寅年

■■「無名天地之始」(『老子』より)

■■ふるさと便 南天 と 竹の徳利