選者 小林一茶 の発句合 チラシ 版木 発見

●今日の朝日新聞の記事で、奈良大学の永井一彰氏が、またまた、貴重な版木を発見されたと知った。記事によれば、一茶等が選者を務めた発句合の参加者募集のチラシの版木だという。版木は、縦19センチ、横29センチ、厚さ1・8センチ。選者に誹諧字一茶・八日庵万和など7人の俳人の名がある。永井氏が仰るように、発句合せは俳諧宗匠にとって、生活を支える収入源でもあった。その動かし難い証拠が発見された訳で、大変意義のあることだと思う。

●私は、現職の頃は、新聞も数紙に目を通していたが、リタイアした現在は、朝日新聞が中心になっているので、情報的には、これで十分とは言えないようだ。今回、ネット検索してみて、このニュースの報じ方でも、それぞれ、差があり、掲げられた版木の写真も、かなり撮影のアングルが異なり、出来れば、3紙くらいは見た方が良いように思った。何は、ともあれ、嬉しいニュースであった。

■■朝日新聞 2009年12月9日

■■ネット上での写真(サイトは未確認です)