『かいじしんぶん』 第618号、平成21年(2009)10月1日付

●今日、ポストを見たら、東京原村会の会長・齋藤捷也氏から封書が届いた。開けてみると齋藤氏の手紙と『かいじしんぶん』平成21年(2009)10月1日付、が入っていた。過日の、第36回東京原村会の記事が出ているので御覧下さいとのこと。『かいじしんぶん』は、以前から、東京原村会の折に取材に来ていたので、私は、てっきり山梨の甲府辺りに本社があり、東京に何かイベントがあれば上京しているのか思っていた。しかし、今日、住所を見たら、本社は東京渋谷であった。「甲斐路」からの命名だろうと思う。

●何はともあれ、出ていました。9月12日開催の東京原村会の様子が、齋藤会長と佐野副会長の写真入りで。驚いたことに、見出しに「深沢秋男氏の講演聴く」とある。おそらく、会長さんや幹事の方々の御配慮によるものであろう。恥ずかしい気もするが、有難いことである。同じ小学校の卒業生の皆さんの前で、長年研究してきたことの一端をお話しできただけでも感謝していたのに、このように、報道されるというのであるから、恐縮と感謝の念でいっぱいである。

●私も、長年、江戸文学をかじってきたので、こんな出来事は何回かはある。ずっと前、ドナルド・キーン氏の『百代の過客・日記に見る日本人』の出版記念会があり、私も『井関隆子日記』の関係で出席させて頂いた。確か昭和60年頃だと思う。私は小西先生や古川先生と伺ったが、これも驚いたことに、出迎えてくれたのは、発起人の1人、井上靖だった。井上と私が挨拶している場面を、カメラマンがパチパチとフラッシュを発した。私は感激して、翌日の朝日新聞をクマナク見たが、何処にも出ていなかった。大物か小物か分からないので、シャッターは切っておくのであろう。

●それにしても、今回の『かいじしんぶん』の記事には感激した。会長の齋藤さん、幹事の皆さん、大先輩の方々、同郷の皆さんに感謝申し上げる。

■■『かいじしんぶん』 第618号、平成21年(2009)10月1日付