予備校講師
●昨日は、久し振りに横浜へ行った。教え子が、これも久し振りに、暑気払いでもいかがでしょうか、とメールをくれたので、ホイホイ、と出かけた。綺麗な港の夜景を眺めながら、アサヒビールを傾けて、近況報告などを聞いた。彼女は予備校の講師を、もう何年も前から続けている。高校受験、大学受験をひかえた生徒たちに国語や英語などを教えていると言う。今は、夏休みの特訓で、毎日、朝の9時頃から夜の10時頃まで、120分、8コマで休み時間は10分だと言う。どの高校・大学に入るかは、自分の将来がかかってるので、生徒本人も、父も母も真剣だと言う。その講師だから、気が抜けないだろう。それに、休み時間にも、様々な質問責めに合うらしい。予備校と自宅を往復するだけの毎日だそうだ。サプリで栄養補給しているらしいが、若くて情熱があるから出来ることだと、つくづく思う。私には、とても真似は出来ない。たとえ若い頃でも・・・。
●私は、大学卒業の時、首都圏の教員試験は全滅だったが、函館ラサールの国語の教諭が内定していた。もしも、函館へ行っていたなら、国文法や敬語を正確に教えられるような人間になっていただろうか、と、ふと思う。板書も丁寧で、話し方も明瞭で、声も大きくなければならない。多分、無理だろう。ビールを飲みながら、明るく報告してくれる教え子に尊敬の念がわいた。