百歳 バンザイ !!!

●昨日の昼、NHKの「天地人」を見て、続く「百歳 バンザイ」の「茶道こそ人生」を見た。裏千家で師範をされている百歳の主人公、当然、和服が似合う。弟子を迎える茶室の活花も見事であった。指導も厳しい。しかし、人柄は温和で、お化粧にも気を遣い、健康体操も欠かさない。茶道は御主人の勧めで始めたそうで、今も茶の師匠の下へ、週1回は通って稽古しているという。

●テレビを見たあと、K先生のお見舞いに伺ったら、先生も「百歳 バンザイ」を見たと仰る。先生は、現在、89歳。重友先生も長澤先生も78歳でした、と申し上げたら、私は、年だけは恩師を越えました、と申されて、2人で笑った。先生は表も裏も無い、自己流のお茶を楽しまれている。また、健康体操も続けておられた。百歳まで、お元気で頑張って、俳諧の論文も書いて欲しい。

●私の教え子のT・Kさんは、裏千家で、先日、講師に昇格したと報告してくれた。以前、新宿の柿傳に招待してくれて、茶室で本格的な京懐石を頂いたが、2時間の余も、彼女は膝を一切崩さなかった。半日でも座していられるとか。私など、正座はもちろん、胡坐でも、横すわりでも、10分と持たない。K先生も、T・Kさんも、百歳まで頑張れるだろう。私は、恩師と同じ年まで生きられたとして、余命は4年か5年である。 研究生活の締めくくりとして、残された問題は多い。サーどうする!!

■■ 新宿 柿傳