人は助けられて生きるもの

●この年まで生きてくると、過去の様々な場面がよみがえる。一昨日、妻が物置の整理をしていて、古い昔の写真を探し出し、湿っていると言って廊下に並べていた。結婚前のもの、結婚式の折のもの、結婚直後のもの、大部分がモノクロである。1枚1枚、ながめると、懐かしくもあり、1人1人に感謝の念がこみ上げてくる。

●重友先生・長澤先生・林田先生・小沢先生・石澤先生・高橋先生・島本先生・森田先生・藤森様・国友様・小川様・川崎様・田中君・川原君・大久保君・山田君・佐藤君・・・。まだまだ、たくさんの方々に支えられて生きてきた。既に他界されてしまった方々も多い。こんなにも多くの方々の御厚意を受けて生きてこられた事に感謝する。

●人間は、助けられて生きるものであると、つくづく思うが、私は、これまで、少しでも助けてあげる場面があったのであろうか。友人や後輩などに、何ほどの事をして差し上げることが出来たのであろうか、と反省させられる。

■■森田先生出版記念会、昭和45年3月、私学会館。『上田秋成』(紀伊国屋新書

■■記念品贈呈

■■『上田秋成森田喜郎著 1970年1月31日 紀伊国屋書店発行
  この本の執筆に際しては、私は全面的な協力をした。

■■『斎藤茂吉』梶木剛著 1970年5月31日 紀伊国屋書店発行

■■『娯楽映画』福田定良著 1963年8月31日 紀伊国屋書店発行
著者は、法政大学の哲学科の教授で、本名は瀬川先生。哲学・倫理学の講義は魅力的で、私は日本文学科から哲学科へ転じようかと真剣に考えた。

■■ 気の置けない仲間たち。