茂原市立図書館の活動
●『諸家書簡集(二)――古文書講座の記録――』(茂原の古文書史料集 第14集、平成21年3月31日発行、頒布価格700円)が刊行された。茂原市立図書館の古文書講座の記録・史料集である。1995年以後10年間に講座で取り上げた書簡を影印と翻刻で収録している。収録している書簡は、茂原市関係の人々の物がおおいが、重光葵・山本五十六・小林一三・吉田茂・伊藤左千夫・平田篤胤・樋口一葉・森鴎外・佐々木信綱・藤田嗣治・小林古径などの書簡もある。
●書簡の判読は実にむつかしい。人それぞれに個性があり、筆癖もある。私は、最近、松浦詮の鈴木重嶺宛書簡1枚の判読に、かなりの時間を費やした。それでも読み切れず、江戸博の石山秀和先生の御指導を賜った。その意味でも、本講座の講師・加藤時男先生を中心とする皆さんの御努力に、敬意を表します。
★『諸家書簡集(二)――古文書講座の記録――』詳細目次→http://www.ksskbg.com/sonota/shin.htm