裸の付き合い

●19日の夕食は、如儡子・斎藤親盛の御子孫の家で頂いた。第13代豪盛氏(輝利氏)と、第14代康盛氏(輝彦氏)と共に、奥様の調理された米沢牛のステーキを頂いた。誠に美味。現在、斎藤金型株式会社の豪盛氏は会長に就任、康盛氏が代表社員(社長とは呼ばない)となって、社を運営しておられる。3人で、祖先のことや現在の社会状勢のことや、談論風発、実に楽しいひと時を過ごせた。

●康盛氏は、若い頃に、“痛くない注射針”を開発して著名になった、東京深川の岡野氏のもとで修業しておられる。その修業中の苦心談や、尊い話をたくさん聞くことが出来た。

●宿泊は、近くの“はぎ苑”に部屋をとって下さった。卯の花温泉、源泉100%の“はぎ乃湯”が併設されている。康盛氏は私に付き合ってくれた。2人で裸で、またまた、若き日の思い出を語り合った。そして、あろうことか、康盛氏は、私の背中を流してくれた。驚いた。如儡子の後裔に、背中を流して貰えるとは、夢のまた夢である。

●かつて、昭和女子大学での最終講義の参考資料を、第13代の豪盛氏にお送りしたところ、氏からの返信に、私(深沢)が、あの世へ行ったなら、きっと、真っ先に如儡子が、私の所に駆けつけて来るでしょう、とあった。そんな事を思い出しながら、背中の、少しきつめの感触を味わった。

■■雪の“はぎ苑”