雪の酒田

●藤島から酒田へ向かう途中、鶴岡市立図書館へ寄った。ここも15年振りの訪問である。郷土資料室をお訪ねして、研究員の秋保氏にお会いした。その後、『古代・中世史料 上下』が刊行され、新たに史料が収録されていた。ここでも貴重な情報を頂いて、車は酒田へ向かった。

●懐かしい山居倉庫を左に見て市街に入る。港近くのレストランで昼食。料理長おすすめのセットを注文。鯛の刺身が絶品。それに海老チャンの香りがする味噌汁、これも初めての経験。さすがに港町。

●やがて、日枝神社(上の山王さん)へ到着。藤井宮司さんをはじめ、総代の方や、酒田市史の研究家田村先生などと会議。皆さん好意的に対応して下さった。有り難いことである。田村先生とは10数年振りの対面。吹浦・遊佐地方の、年貢皆済状・棟札の調査の折は、市の車を出して下さった。斎藤筑後守広盛直筆の書状を一条八幡宮で閲覧した時の感動・感激は今も忘れない。

●ホテル・東急インへ泊まったが、ここは、豪盛氏とは別々のシングルであった。このホテルには何回も泊まった。ホテルの窓からは、筑後町の通りが良く見える。特別の許可を得て、屋上から写真を撮ったことを思い出した。

■■ホテルの窓から、旧筑後町を望む

■■中ほど左側の立派な屋根は日枝神社
如儡子、第三代・斎藤親盛は、ここで生れて、18歳頃まで、奉行の子として成長した。