99円+送料340円

●Amazonで、拙著『旗本夫人が・・・』を見たら、99、100、100、100、230、250、298、300、410、767、500、555、1964円、の13点が出ていた。新本定価は730+税である。読み終わった本を50円位で古書店は買い入れているのだろう。1964円の意味は、よく分からない。

●昭和49年(1974年)に笠間書院から出した『可笑記大成』は、文部省の科学研究費補助金をもらった本で、定価は11000円であった。今日のアマゾンでは、20387、91000、92500、128800円の4点が出ていた。送料は340円で同じである。

●私など、古書店で値段が高くなるような本を出したいと思っているが、現在、次々と出されている新書は、いずれもこんなものだろうと思う。私が「自著を語る」に『旗本夫人・・・』を入れなかったのは、このためである。

■■『旗本夫人が見た江戸のたそがれ』2007年11月20日発行、730円、文春新書

可笑記大成―影印・校異・研究―』昭和49年4月30日発行、11000円、笠間書院