初散歩と『天地人』

●新年になって、初めての散歩をした。今日のコースはオオタカの森を回った。コースの途中にある大きな墓地の観世音菩薩に手を合わせて、新年の挨拶をした。いずれ、近々に伺いますので、その時は宜しくお願い申し上げます、と祈った。

●森は大部分が落葉樹ゆえ、かなり遠くまで見通せる。しかし、所々の梅は蕾を少しほころばせ、葉の落ちた木々も小さな芽をのぞかせている。寒さはこれから本格的になるが、武蔵野の森は、もう春の準備をしている。私も、少しは世界各国を旅行して廻ったが、日本は本当に自然に恵まれている。この四季の恵みに感謝しなければ済まない様に思う。

●夜は、待望の、大河ドラマ天地人』の第1回をみた。時代が時代、舞台が舞台だけに、毎週の放送が楽しみである。『風林火山』も『篤姫』も参考になった。「生国あづまものなれば」という『可笑記』の著者如儡子は、山形・酒田の筑後町の生まれ。祖父・斎藤光盛は越後の出身で、出羽庄内に移り、藤島の城代だったらしい。父・盛広は、はじめ越後春日山上杉景勝に仕えたが、後に、最上57万石、最上義光・家親・義俊の三代に仕えて、酒田城代をつとめ、川北奉行であった。その意味でも、『天地人』の時代と舞台に生きた武将である。今年の大河ドラマも楽しめる。