著作権の保護期間 50年→70年  

●現在、日本の著作権の保護期間は、著者が死亡後50年間である。それを、知的財産の保護などと、言い出して、死後70年間に延長しようという動きが、昨年から活発になった。保護期間が切れれば、著作権料を支払わず、自由に複製することが出来る。売れそうも無い著作も出版し易くなるし、それだけ、読者にとっても有難い事になる。

●これは、人類の知的文化の享受と創造という観点から考えるべき問題だと思う。アメリカは現在70年間である。それをさらに延長して95年にしようとして、憲法違反だと争われている。

●私たちは、ネット上で、著作権切れの著作をデータ化して、多くの人々に発信している。ボランティアでデータを作り、無料で閲覧して貰っている。このサイトはアクセスも多く、すでに50万を突破している。こういう時代の流れを考えて、著作権の保護期間も考えて貰いたいものである。

■J−TEXTS(日本文学電子図書館)→http://www.j-texts.com/index.html