●昭和53年(1978)頃だったと思う。桜山文庫の所蔵者、鹿島則幸氏から、祖父の伝記をまとめて頂けませんか、と打診された。私は、桜山文庫には大変な学恩を蒙っていたので、文庫の収集者・鹿島則文には、大きな関心があった。それで、喜んでお引き受け…
●先日、高原氏から、鹿島則文の文章を頂いた。大谷秀實の『祭典礼法』に寄せた序文である。末尾に「明治十七年三月 かしまのりふみ」とある。即文は慶応2年(1866)、水戸浪士と交流したというカドで、幕府の忌むところとなり、八丈島へ流された。明治…
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