2009-02-02から1日間の記事一覧

祖父は東禅寺右馬頭・勝正

●仮名草子『可笑記』の作者、如儡子・斎藤親盛は、東禅寺右馬頭・勝正を自分の母方の祖父(おぢ)だと言っている。同書、巻5の20で、次の如く記す。「(父の言うには)汝が母かたの舅(おぢ)、東禅寺右馬頭、つねに申されけるは、運は天にあり、鎧はむね…

本庄正宗(ほんじょう・まさむね)

●正宗は、鎌倉時代末期から南北朝時代初期に活動した刀鍛冶の名工である。相模の国の「相州伝」の完成者といわれている。刀工・正宗の作品は大部分が無銘とのこと。現在、伝わっているのは、国宝9点、重文10点、名物41点らしい。●その中の1点に、「刀 …