18年目の桜

●今日は、3月31日、日本全国が、平成14年度の最後の日として、年度を切り替える。昭和女子大では、今日、本年度で定年退職する教職員に辞令を交付するだろう。そうして、明日、4月1日には、新体制の人事の始動として、新任の辞令を出す。私は、10年前に退職して、2年間非常勤として大学へ行き、その2年後に、完全に大学から去った。
●ところで、数日まえから咲き始めた、我が家の玄関先のソメイヨシノが、新年度を祝すように、満開に近づいた。これから数日は、日本を代表する桜を楽しめる。しかし、その後は、花びらの掃除に悩まされる。
●私は、結婚して、調布市で新戸籍をつくった。その後、千葉の新検見川に引越し、その後、所沢市に転居した。18年前に、市内のここに引っ越した。所沢に約40年暮らしたことになる。ここで、『近世初期文芸』『芸文稿』『文学研究』をはじめ、多くの編著書を刊行したので、私の研究上の拠点となった。その意味で、所沢市は私の、研究生活の拠点でもあり、この地に支えられた。そのことに感謝している。
●現在の我が家は、ミサワホームのセラミックの外壁である。本がイノチの私は、火災のことを第一に考えた。大成パルコンにしたかったが、予算が足りなかった。しかし、このミサワのニューセラミックの家は、鉄骨ラーメン構造で、高性能準耐火構造だから、耐震も耐火もまずまずだろう。特に類焼は避けられる。大量の書籍・雑誌にも耐えている。有り難い、研究生活だった。
■18年前に植えたソメイヨシノ

■今日の桜 まだ満開ではない