博打  名言・名句

ギャンブル依存症を生む 公認ギャンブルをなくす会 というサイトがある。
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【なくそう!ギャンブル被害】
「公認賭博」の抑制を求め、ギャンブル被害をなくすよう活動するものです。

2013年08月23日
博打名言・名句(日本名言・名句の辞典参考)

◎博奕をうつもの、始より負けんとてかかり候もの、一人もこれなく候 (三井高房 1733年頃)
   誰も勝ちたいと思っている。願望が希望から実現するように思ってしまうところに判断の飛躍がある。要するに、論理的には理想的な賭けでも完全な確率の範囲内でしかない。そして負ける博奕がほとんどだ。
   寺銭、手数料を除いた賭客への全配当が公営競技で25%強、宝くじ、totoで45%強だから、「始より負けん」とての博奕であるといえる。
◎博奕諸勝負などのもて遊び、しんしゃくあるべし、天下一の上手といはれたるよりはしらぬ方こそまさりなれ (如儡子 可笑記 1642年) 
 博奕で天下一の上手などと持ち上げられるより、博奕を知らない方が良い。ビギナーズラック(初心者でも勝つこと)でその遊びが深みに入る。パチンコから公営競技まで賭け依存症になるのは、この落とし穴があるためである。
◎博奕事に勝てば又勝ちたくなり、負くれば重ねて勝ちたくなり、勝ちても負けても、勝ちたい勝ちたいと思ふてやめる心つかず、ついに家も貧乏になり、身を失ひ家を滅ぼす(伊勢貞丈 1763年)
   もはや解説はいらない。先人は皆知っていた。破綻だけない。「賭博の果ては盗みに至る」との諺も。
◎戦争は其の父なり、運命は其の母なり、而して博奕はこの父母の間に生れたる盲目の驕児なり
(北村透谷 1892年)
   「博奕の精神」でギャンブルは眼前の金しか見ないもので人と社会に及ぼす危険を説いた。
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●これは、『可笑記』巻5の72段にある。
 「・・・かへすがへす、博奕諸勝負などのもてあそび、しんしゃくあるべし。天下一の上手といはれたるよりは、しらぬ方こそまさりなれ。ばくちをうつには、一心二物三上四性五力六論七盗八害とて八つの物そろはねば勝たぬと云。・・・」
と詳細に述べている。如儡子の博打の戒めは、今も引用されている。
■『可笑記』巻5の72段