『昭和天皇実録』 は 東京書籍

●今日の新聞広告に『昭和天皇実録』の出版広告が出ていた。発行所は東京書籍。全18冊+索引。第1回配本は、3月下旬の予定。上製ケース入りで、定価は各1890円+税。公刊が報道されて、どこの出版社から発行されるか気にしていた。
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昭和天皇実録」公刊本は東京書籍が出版へ 宮内庁が入札で選定
 宮内庁は10日までに、昭和天皇の87年余の生涯を記録した「昭和天皇実録」の公刊本の出版業者に、教科書の出版で知られる東京書籍(東京)を入札で選定した。
 実録は宮内庁が24年かけて編さんし、今年9月に天皇、皇后両陛下に提出、公表した。両陛下に提出した正本は全61巻、計約1万2千ページ。研究者や一般向けの公刊本は全19巻。本年度末から5年計画で順次刊行する予定。目次や脚注を整え、提出後に見つかった誤記も訂正する。
 宮内庁は9月に公募を開始。過去5年以内に日本史関係の出版実績があるなどの条件を満たした14業者が応札し、10月10日に決定した。各巻の販売価格は平均1890円。各巻平均1万6100部を発行する予定で、うち500部ずつを宮内庁が買い取る。
 明治天皇紀は明治百年記念事業として1968〜77年に公刊本が出版された。大正天皇実録は情報公開請求に基づき一部黒塗りで公表されたが、公刊はされていない。
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●このような経過だったらしい。とにかく、日本の戦前・戦中・戦後の歴史を考える上で、重要な資料である。江戸時代の『徳川実紀』も大いに参考になるが、それに匹敵する資料だと思う。刊行が楽しみである。東京書籍には、教え子も勤務していて、これも嬉しい。
■東京書籍の広告 朝日新聞 1月3日