特別展 『東欧の広場 海外都市広場調査 21年の足跡』

●お年玉に、昭和女子大学の芦川智先生から、昭和女子大学光葉博物館で開催された、特別展の図録『東欧の広場 海外都市広場調査21年間の足跡』を頂いた。156ページに凝縮された内容に圧倒された。芦川先生は、私が現職の頃、夏休みになると海外の都市広場の調査に出掛けられた。私も建築に興味があったので、よく先生の研究室にお邪魔して、いろいろ見学したり、教えられたりしたが、楽しかった。何から何まで、驚くことばかりだった。
●海外の都市の広場の実地調査は、凄まじいものだった。現地の広場に着いたら、資料収集、実地計測、写真撮影、建物の形態、使用状況、建設の歴史、調査意図に関する事項は、まだまだ、あるものと思われた。撮影写真ひとつとっても、1回の調査で500本のフィルムを使用すると伺い、驚愕した。
●平成2年から、平成22年までの調査結果は次の通り。
調査国数=86、調査日数=518、調査済み広場数1059。現地に着くと、レンタカーを利用して移動したという。ベネルクス調査の折には、現地から絵葉書を頂いたこともある。私は、かつて、重森三玲の『実測図・日本の名園』という研究に出会ったことがあり、この時も感動したが、この度の芦川先生の実証的な研究にも感激している。
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『東欧の広場 海外都市広場調査21年間の足跡』
昭和女子大学光葉博物館 特別展 図録
平成26年11月5日〜12月4日
企画・編集 昭和女子大学生活科学部環境デザイン学科教授 芦川 智
製   作 都市広場研究会/表紙デザイン:金子友美   
発   行 昭和女子大学光葉博物館 
 
目 次

東欧の広場
 クラクフ
 イェレニアグーラ
 ザモシチ
 グダンスク
 プラハ
 チェスキークルムロフ
 ターボル
 トシェビーチ
 テルチ
 チェスケブデヨビッツ
 イチーン
 バルデヨフ
 ドゥブロブニク
 シビウ

東欧の広場形態
 1.東欧の概念
 2.東欧諸国の成立と東欧の民主化の歴史
 3.各国の民主化の概要
 4.東欧諸国の都市と広場
 5.東欧の広場のあいまいな構造

都市と広場
 001 グダンスク
 002 イェレニア・グーラ
 003 クラクフ
 004 ノヴィ・ソンチ
 005 ポズナン
 006 スタリ・ソンチ
 007 タルヌフ
 008 ワルシャワ
 009 ヴロツワフ
 010 ザモシチ
 011 バンスカビストリツァ
 012 バルデヨフ
 013 ケジュマロク
 014 レボチャ
 015 チェスケー・ブジェヨビツェ
 016 チェスキークルムロフ
 017 ヘプ
 018 フラデツ・クラロヴェー
 019 イチーン
 020 リトミシェル
 021 ロケト
 022 ミクロフ
 023 オロモウツ
 024 プルゼニ
 025 プラハ
 026 マラー・ストラナ地区
 027 プラハ:バーツラフ
 028 ターボル
 029 テルチ
 030 トシェビーチ
 031 ベルケメージーリ
 032 ジェール
 033 ケーセグ
 034 ショプロン
 035 セゲド
 036 サラエヴォ
 037 ジャコヴォ
 038 ドゥブロブニク
 039 コルチュラ
 040 スプリト
 041 トロギル
 042 ブラショフ
 043 シビウ
 044 シギショアラ
 045 ティミショアラ
 046 ティルグムレシュ
 047 ソフィア
 048 ヴェリコ・タルノヴォ
 049 サンクトペテルブルク
 050 モスクワ

資料
 広場リスト図
 調査国及び広場数
 海外都市広場調査参加者
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■特別展「東欧の広場 海外都市広場調査 21年の足跡」

■図録『東欧の広場 海外都市広場調査 21年の足跡』

■図録 より



■このプラハのバーツラフ広場には、私も行った。