昭和女子大学・光葉博物館 特別展 「東欧の広場」

昭和女子大学の芦川智氏が、21年間に亙って調査されてきた、世界の都市広場に関する研究の成果を、昭和女子大学・光葉博物館の特別展「東欧の広場――海外都市広場調査21年間の足跡――」として公開される。
●私は、文系であるが、もともと建築に興味があり、現役の頃は、芦川先生の研究室を時々覗いて、先生の研究のお話を伺っていた。先生は、世界の都市広場の調査・研究を継続しておられた。このような、研究は、従来、余り聞いたことがなかった。それだけに、芦川先生の研究に惹きつけられた。
●先生は、毎年、夏休みには1ヶ月位かけて、フランスやドイツなど世界のさまざまな都市の広場を調査されていた。現地の情報を収集し、現状をスケッチし、計測し、写真も撮る。現地でレンタカーを借りて、御自分で移動していた。1回の調査に撮影する写真のフィルムが、数百本だった。後期が始まった頃に、先生の撮影された写真を拝見するのが楽しみだった。1度の旅行に使用するフィルムの数が平均500本と言われると、カメラをやったことのある私には、驚きだった。
●この度の、特別展・東欧の広場 はその概略を視覚的に披露するものであろう。理系であろうと、文系であろうと、画期的な研究は、オリジナルなアイデアと緻密で継続的な調査・分析等から生まれる。芦川先生の研究に敬意を捧げる。
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「東欧の広場――海外都市広場調査21年間の足跡――」 
期 間 2014年11月5日(水)〜12月4日(木)
会 場 昭和女子大学 光葉博物館
    世田谷区太子堂 1−7

■特別展 東欧の広場 海外都市広場調査21年間の足跡


昭和女子大学・光葉博物館