孔子家系図 2500年の歴史

●今日の朝日新聞、「世界イチ」で、中国の春秋時代の思想家、孔子系図を採り上げている。中国、山東省曲阜市に生まれた孔子は、『論語』などの著者として知られ、その子孫は200万人に及ぶという。系図も膨大なもので、5年前に改訂され、全80冊、43000頁だという。いずれはデータベース化して、パソコンで自分の名前を検索できるようにするという。
●私も、歴史上の人物調査をしていて、かなりの家の系図も見ているが、長いものでは、鹿島神宮の大宮司家のものである。始祖は、天児屋命で、鹿島則文は第67代目である。江戸時代の系図を調べてみても、せいぜい500年だろう。2500年の歴史を持つ孔子の家の系図はすごい。
●私は、卒論に近世初期の仮名草子を選択したので、当初は、寝ても覚めても孔子孟子をはじめとする、中国思想の本を読んでいた。夢に孔子が出たこともある。近世初期は、朱子学だったが、とにかく儒教思想は重要であった。私の第一論文は「『可笑記』と儒教思想」だった。昭和39年(1964)のことである。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
(いいね!世界イチ?)孔子家系図、2500年つなぐ
2014年10月9日05時00分

自宅で全80冊の家系図を前に語る孔徳ヨウさん=北京
 ◇孔子家系図に名前が載った子孫の数 200万人
 「論語」で知られる儒教の祖・孔子。その家系図はなんと2500年以上も続くという。様変わりした現代で、聖人の子孫たちはいま何を思い、どんな生き方をしているのだろう。
 ■5年前大改訂、4万3千ページに
 孔子のふるさと、山東省曲阜市。人口約64万人のうち2割ほど、約13万人が孔姓を名乗る。
 孔子をまつる「孔廟」の近くに「孔子家系図研究センター」があった。市の機関だ。主任の孔徳銘さん(37)は孔子から数えて77代目の子孫だ。
 「家系図をつくるのは中国の伝統文化。なかでも孔子家系図は長年途切れることなく続いており、価値が高い」と胸を張る。
 孔子家系図は、「世界で最も長い家系図」としてギネス世界記録に登録されている。時代によって違いはあるが、歴代の皇帝に保護されたことなどが孔家の繁栄につながった。
 5年前には、歴史上5回目となる本格的な家系図の改訂版ができた。全80冊、4万3千ページ、収録人数は約200万人に及び、1937年の大改訂の約56万人から大幅に増えた。  【以下省略】
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
■膨大な系図

孔子