自家製 木造和船 完成 富士川舟下り

富士川舟下りの船頭さんたちが、御自分で木製和船を作った。図面を引いて製作を開始したのは、かなり前だと思う。冬の寒い間も、努力して完成した。天竜ライン下りの先輩のアドバイスをもらって進行した。船底の工事の時も、人力で舟を回転させてやっていた。そんな御努力を知っているだけに、この度の完成は嬉しい。舟の名前もまだ付いていない。正式の進水式が今から楽しみである。
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船頭の小野です。

昨年から試行錯誤して製作していた和船が完成し2014年7月7日(月) 天気はあいにくの雨でしたが、初の試み自社制作された舟の試運航を行いました。
この舟を制作しているとき、この角度とこの幅で曲げていくと舟底はこのように反るんだと色々勉強になりました。

月見橋船場から富士川に舟を浮かべるまではドキドキものでした。
無事、川に浮かび依田船頭の操船で舟が動いた時、一安心しました。
全員で操船してみて「軽い」の一言。舟が小さく軽いので既存の舟より操船が容易にできる様子がうかがえました。
その後、12人で舟に乗り揺らしたり瀬を上ったりしましたが強度は問題ありませんでした。
また船縁が低い分富士川をより近くに感じることが出来ます。

一通りの試運転が終わり特に問題も見当たらなかったので7月半ばまでには進水式が出来るよう段取りをします。
その時には新艇の名前も発表されますのでご期待ください。

形のないものを作り形にするということは難しく困難な事もありますがそれ以上に勉強させられることも多くありました。
故郷に戻って来て自分たちの手で作った舟を富士川に浮かべて峡南地域活性化の事業に携われたことは自分にとって一生の宝となりました。
ご指導くださいました天竜ライン下りの半崎会長に深く御礼申し上げます。

これからも地域発展に向けて色々な事にチャレンジしていきたいです。
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●私は、富士川舟下りを、郷里の活性化のために立ち上がッた、船頭さん、スタッフの皆さんに感謝している。
★ → http://www.fujikawakudari.jp/
富士川舟下り

■自家製和船完成