『山口静雄全詩集 牧歌』

●『山口静雄全詩集 牧歌』を頂いた。2014年4月1日、黒豹社発行、非売品。山口静雄氏は、1950年(昭和25年)のお生まれ。2010年12月、千葉県の公職にあり、御定年を直前にして交通事故に遭われ、泉下の人となってしまわれた。
●1995年(平成7年)、館山市の諫川正臣氏が主宰される詩誌『黒豹』の同人となって、詩作に励んでおられた。私は、縁あって、何年か前から『黒豹』を頂き、同人の方々の作品を読ませてもらっていたが、山口静雄氏について、特に強い印象はなかった。しかし、この度、氏の全詩集が刊行され、これを手にしてみると、やはり山口氏の詩の世界が伝わってくる。山口氏を指導された諫川正臣氏は、本書の序文で、次のように述べられている。
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・・・前略・・・山口さんには主義主張を掲げて書くような理屈っぽい作品は一切ない。目に映る自然の風物や身辺の日常の体験を通して、自分の心を見つめて作品化した。だからどの作品にも自然や人に対するやさしさが感じられる。・・・後略・・・
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●この1冊の詩集によって、[山口静雄]という人の、人生の一コマ一コマを、オブラートに包まれた言葉の中から拝察することができる。だから、芸術は尊いのだろうと思う。
★本書の詳細 → http://www.ksskbg.com/sonota/shin.htm
■『山口静雄全詩集 牧歌』

■山口静雄氏 本書より