電子書籍の「出版権」

●朝日新聞の記事によると、電子書籍の「出版権」を設ける著作権法改正案が今国会で成立する見通しとなったという。出版社は著作権者と契約すれば、電子書籍販売サイトなどにも配信を許諾できるようになるという。海賊版の発行差し止め訴訟も起こせるようになるという。
●日本文芸家協会は、出版社と協力して、電子書籍出版の契約書のひな型をつくると発表したらしい。このように、迅速に対応してゆく必要がある。紙の本の出版には、出版社・著者・編集者などの努力・協力が関わっている。それを、電子書籍が簡単に利用しては、うまくない。それらが、解消されれば、良いわけである。また、電子書籍の側からみても、今後は、所謂、紙の本と同様に、てまひまかけて、本を出版するようにもなるので、お互いに、影響を与えなが、出版文化を進展させてゆくことになるのであろう。