庄内 酒田の 防雪柵

●今日の「庄内日報」に庄内平野の中を通る道路に防雪柵を設置する写真が出ていた。仮名草子作者・如儡子の生まれ育った、この地には、何度も何度も調査に訪れているが、殆ど夏休みゆえ、米所、庄内平野の冬の厳しさは経験が少ない。「雪朝庵士峯」の号をもつ作者に申訳ないと思っている。
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庄内日報 11月9日 防雪柵設置
 防雪柵は、西よりの強い季節風で発生する地吹雪を緩和するとともに、雪だまりができるのを抑制して交通確保の役目を果たす。道路を管理する国土交通省や県、各市町村が例年、11月上旬から3月ごろまで設置しており、取り付け作業は庄内の風物詩になっている。
 酒田市豊里の国道7号では8日午前、強い北西の風が吹く中、同省酒田河川国道事務所から委託を受けた業者の従業員6人が、「立て込み」と呼ぶ作業を実施。クレーンを使って下部に畳み込まれていた連続式の鉄製ブラインドを高さ4メートルほどの最上部まで引き上げ、ワイヤロープで固定して次々と“ドライバーの味方”に仕立て上げていた。
 同事務所によると、管理する国道7、47、112号の防雪柵は総延長64キロ。酒田国道維持出張所管内の豊里で「例年並み」の7日に取り付けがスタートした。鶴岡、月山の各出張所管内でも間もなく始まり、来月10日ごろまでに全て終えるという。
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●それにしても、道路脇に設置された柵の下に、夏の間は畳み込まれていた連続式の鉄製ブラインドを、クレーンで引き上げるとは、考えたものである。海からの風や雪や砂を防ぐために樹木を植えて自然と闘ってきたが、このような風景は、如儡子は想像もしなかっただろう。
■防雪柵の設置

如儡子も、歩いていたかも知れない場所