「いつの日も 真実に 向き合う記事がある」

●今日の「天声人語」は、新聞週間に因んで、この台風26号の中、新聞を配達してくれる人々への思いを記している。
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 「いつの日も 真実に 向き合う記事がある」を今年の標語にして新聞週間が始まった。高らかな理念も、しかし、新聞配達という仕事なしにはありえない。日本の新聞の95%は戸別に配達され、それを全国の37万人が担っている。今日のような朝は、とりわけ頭の下がる思いがする▼同時に、どうか無理せずにと祈りたくなる。大型の台風26号は、ちょうど新聞が届く未明から朝に本州に近づく。「苦労に報いるコラムを書いているか」と自問したくなるのはこんなときだ・・・・・・
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●私も、全く同じ思いである。今朝も、妻が、ビニール袋入りの新聞を取ってきた。朝刊・夕刊、1ヶ月3900円位か、毎日毎晩、ポストに入れてくれる。「真実に向き合う記事」を何とか書きたいと、新聞記者達はペンを走らせる。キーを叩く。その原稿が、吟味されて紙面に出る。輸送ルートを経て、最終的には新聞配達の土井さんがポストに入れてくれる。社会との交渉が激減した私にとって、新聞は貴重な存在である。
●本当は、現役時代のように、毎日も日経も産経も読売も東京も読みたい。しかし、リタイアした身では、全紙に目を通すことも出来ない。朝日とデジタル位で済まさざるを得ない。
●私は、時々、朝日新聞の土井さんや三浦さんと、例の樹屋でお茶を飲む。これは、楽しいひと時である。土井さん達は理系であるが、それだけに、私としては発見もある。ありがたいことである。
■今日の「天声人語」 デジタル より