新島 襄と勝 海舟
●ヤギケン ウェブ サイト に「新島 襄と勝 海舟」がアップされた。早速、一読、大変教えられるところがあった。八木健吉氏は理系の先生であるが、研究・業務の合間に人文の分野の論説・レポートを発信しておられる。今回は、NHK大河ドラマも、会津白虎隊の壮絶な最期が終れば、今度こそ、京都の新島八重だろうと、新島襄と勝海舟の関係を調べられた。わざわざ現地に赴き、調べられたレポートは大変参考になる。
●勝海舟に関しては、私は、最後の佐渡奉行・鈴木重嶺を研究していた関係で、少しは調べているが、今回の八木氏ブログで、また、勝安房の大きさを学んだ。新島 襄の旧邸には、勝海舟の書が掲げられているという。
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新島旧邸の応接間にかかる勝 海舟の書
新島旧邸は新島 襄と八重が住んだ邸であるが、新島 襄はこの邸のいわば最も大事な部屋ともいえる応接間に、勝 海舟が揮毫した「六然訓」の書をずっとかけていたらしい。
六然訓(りくぜんくん)は中国の古いことわざであるが、勝 海舟は自らを六然居士、六然の男と称し、新島 襄だけではなく親しい人によく揮毫して与えたという。
自処超然(ちょうぜん) 自分に対しては超然としてこだわらない。
処人藹然(あいぜん) 人に対しては霧のように温かく柔らかく包む。
無事澄然(ちょうぜん) 事がなければ澄んだ思いをもつ。
有事斬然(ざんぜん) 事があるときはきりっとする。
得意澹然(たんぜん) 得意なときは淡々とする。
失意泰然(たいぜん) 失意のときは泰然自若とする。
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●このような人生訓を座右に持していたからこそ、あの幕末維新を大きく舵切ることが出来たのだろうと思う。八木さん、有り難うございます。
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■新島 襄 旧邸 八木健吉氏撮影