公務員にもネット社会

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社説 暴言ツイート/復興に関わる資格はない 
被災者のために本気で仕事をしようとしていたのか、甚だ疑わしくなる。復興庁で福島県を担当していた水野靖久参事官(45)が、市民団体などに対する暴言を短文投稿サイト「ツイッター」で発信していた。
 憂さ晴らしに他人をこき下ろしていたのだろうか。匿名なら何でも言えると思っているなら、いかにも幼稚な振る舞いだ。内容もいささか品がない。更迭や処分は当然のことだろう。
 福島第1原発事故で苦しんでいる被災者のためにも、復興のために真剣に仕事をしている多くの公務員のためにも、厳しく対処しなければならない。本気で復興に向き合っているのか、国も問われている。
 水野参事官はことし3月、被災者支援の市民団体が開いた集会に出席後、「左翼のクソども」と書き込んだ。卑劣な中傷以外の何物でもない。
 「相手の知性の欠除(欠如)に対する哀れみのみ」という書き込みもあった。気に入らない相手を見下し、自己満足に浸っているかのようだ。本当に知性があるなら、こんな言い方は決してしないだろう。  【以下省略】
河北新報 2013年06月15日土曜日
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渋谷の「DJポリス」に警視総監賞
 サッカー日本代表がワールドカップ(W杯)出場を決めた4日夜、東京・渋谷のスクランブル交差点で雑踏警備にあたった警視庁機動隊員に対し、同庁は警視総監賞を授与する方針を固めた。軽妙なアナウンスで歓喜に沸くサポーターの心をつかんで巧みに誘導し、インターネット上で「DJポリス」として話題を呼んでいた。
 隊員は第9機動隊に所属する20代男性隊員。昨年9月から隊の広報係を務めている。今年1月に警視庁のアナウンス技術の競技会で優勝。機動隊員約3千人のうち数人しか持っていない「広報上級検定」にも合格するなど、日ごろから臨機応変な対応ができる準備を重ねていた。
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●水野靖久参事官(45)も、実名で書き込んでいる間は、こんな暴言は書かなかっただろう。匿名制が、思わぬ落し穴である。いくら、匿名でも公序良俗に反する発言はまずい。渋谷の「DJポリス」に警視総監賞というのだから、現在の警察組織のレベルが分かる。
●私は、昭和35年6月15日の夜、安保改定反対のデモに参加し、国会議事堂のすぐ側のデモの中にいた。この時の警察の広報車の放送内容は、デモ隊を扇動するものであった。国会の柵を挟んで、同世代の若者がにらみ合っていた。片や警察官、方や学生のデモ隊。この扇動的な放送に、デモ隊は暴徒化していった。この夜、樺美智子さんが死んだ。
■渋谷の「DJポリス」  ネットより