『かがみ』 第43号 発行
●第東急記念文庫発行の学術刊行物『かがみ』第43号が発行された(平成24年12月30日発行)。
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目次
○書林余氏仝梓について ……………………… 岡 雅彦
○『君台観左右帳記』 ………………………… 岡崎久明
○「詩歌合(文明十五年)」について ………… 堀川貴司
○大東急記念文庫蔵点帖二点の紹介 ………… 深沢了子
○ 資料紹介 せりふ正本「市川團十郎 新狂言かるたづくし
ほめことば」をめぐって ………… 廣瀬千紗子
編集後記
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●長谷川強氏は編集後記で、現在の大学の状況に関して言及されている。
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「・・・今の大学の多さは乱立ともいえるように思える。新制大学の初期は駅弁大学と揶揄されたが、それに倣えばコンビニ大学ともいうべきか。かつては学部も法文経等七、八であったものが、今や何と称してもよいようで、どんな理念、どんな教育を行っているか名称からだけではわからぬものも多い。・・・」
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●全く、現在の大学の学部学科の名称には戸惑うものが多い。それに引替え、大学から「文学部」「日本文学」の名称が姿を消した例も少なくない。当然、日本文学関係の雑誌も姿を消している。「国文学解釈と教材の研究」も「国文学解釈と鑑賞」も休刊となった。
●しかし、『かがみ』第43号の目次を見て、日本文学研究は、健在だな、着実に歩を進めているな、と思い、感激する。
★『かがみ』第43号 詳細 → http://www.ksskbg.com/kanabun/news2.html