物価の変動  NIKON−F → NIKON−F6

●菊池先生のエッセイで、1963年・昭和38年の頃の物価に関しての書き込みがある。
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古今亭志ん朝の『ソロバン節』を聞いた。1963(昭和38)年。

月給一万三千円
電話十円
コーヒー二人で百二十円
トンカツ三百円
映画二人で五百円
お土産ケーキ二百円
一月四千五百二十円

室代三千五百円
洋服月賦二千円
食費一月六千円
〆て一万五千円

当時、大卒初任給は2万円程度との情報もある。
これは今の十分の一だ。
電話代は変わらず。
コーヒー60円→600円はちょうど十倍。
映画250円→1800円は安い。映画しか娯楽かなかったせいか、昔の映画料金は高い感じがする。
部屋代3500円→70000円は高い。20倍になっている。不動産関係の値上がりが甚だしい。
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●実に面白い。私は、昭和37年に大学を卒業したので、全て実感がある。卒業後は、北海道の函館の高校に行く予定であったが、卒論面接で、大学院へ進むようにと指示されて、針路変更をした。それで、日本橋牡蠣殻町にあった出版社・桃源社の編集部に腰掛でお世話になった。その時の初任給が、1万6千円だった。当時の他の会社などと比較して平均的だったと思う。1ヵ月後に千円昇給してくれた。私は、経理部では無しに、社長さんに、直接、御礼を申し上げた。

●最初のボーナスをはたいて、待望のニコンFを購入した。7万円だった。以後、ズーッとニコンと共に生きてきた。ニコンF6が、銀塩カメラの最後となったが、現在、36万2250円である。技術改革のお蔭で、ニコンの価格は安い。因みに、現在は、ニコンF5・ニコンF6はまったく使わない。専ら、デジタルカメラ、D300である。

■NIKON−F ボディ№6578715

■NIKON−F6 ボディ№0002317